php_mysqli.dll
は、PHPからMySQLデータベースに接続するための拡張モジュール(extension)です。簡単に言うと、PHPのプログラムがMySQLデータベースと通信するために必要な「橋渡し役」を担うファイルです。
このDLLファイルが存在しない場合、または正しく読み込まれていない場合、PHPからMySQLデータベースへの接続を試みるとエラーが発生します。具体的には、「Call to undefined function mysqli_connect()」といったエラーメッセージが表示されることがあります。
MySQLi (MySQL Improved Extension) は、PHPでMySQLデータベースを操作するための機能を提供するもので、従来の mysql
拡張モジュールよりもセキュリティとパフォーマンスが向上しています。そのため、現代のPHPアプリケーションでは mysqli
拡張モジュールの利用が推奨されています。
この記事では、php_mysqli.dll がない
というエラーに遭遇した場合の原因究明と、具体的な解決策について詳しく解説していきます。エラーの原因を特定し、適切な対応を行うことで、PHPからMySQLデータベースへの接続をスムーズに行えるようにすることを目的としています。
php_mysqli.dll がない
というエラーが発生した場合、考えられる原因はいくつか存在します。問題を解決するためには、まずどの原因に該当するのかを特定することが重要です。
以下に、主な原因とその確認方法をまとめました。
-
PHPにmysqli拡張モジュールがインストールされていない/有効になっていない:
- これが最も一般的な原因です。PHPのインストール時にmysqli拡張モジュールが選択されなかったか、後から手動で有効にする必要があります。
-
確認方法:
-
phpinfo()
関数を実行し、その出力結果にmysqli
セクションが存在するかどうかを確認します。phpinfo()
はPHPの設定情報を表示する関数で、<?php phpinfo(); ?>
のようなコードを記述したPHPファイルをWebサーバ上で実行することで確認できます。 - PHPのコマンドラインから
php -m
コマンドを実行し、表示されるモジュールリストにmysqli
が含まれているかを確認します。
-
-
php.iniファイルの設定が間違っている:
- mysqli拡張モジュールがインストールされていても、php.iniファイルで有効になっていないと、
php_mysqli.dll
は読み込まれません。 -
確認方法:
-
phpinfo()
の出力結果に表示されるLoaded Configuration File
のパスを確認し、そのphp.iniファイルを開きます。 - php.iniファイル内で
extension=php_mysqli.dll
またはextension=mysqli
の記述があるか確認します。記述がない場合は追記し、コメントアウトされている場合はコメントを外します。
-
- mysqli拡張モジュールがインストールされていても、php.iniファイルで有効になっていないと、
-
php_mysqli.dllファイルが所定の場所に存在しない:
- mysqli拡張モジュールがインストールされていても、DLLファイル自体がPHPの拡張モジュールディレクトリに存在しない場合、エラーが発生します。
-
確認方法:
-
phpinfo()
の出力結果に表示されるextension_dir
のパスを確認します。 - そのディレクトリに
php_mysqli.dll
ファイルが存在するかどうかを確認します。
-
-
PHPのバージョンとMySQL Connectorのバージョンが非互換である:
- PHPのバージョンとMySQL Connector (libmysql.dll) のバージョンが合っていないと、
php_mysqli.dll
が正常に動作しない場合があります。 -
確認方法:
- PHPのバージョンとMySQL Connectorの互換性情報を確認します(MySQL公式サイトや各種フォーラムなど)。
- 異なるバージョンのMySQL Connectorを試してみます。
- PHPのバージョンとMySQL Connector (libmysql.dll) のバージョンが合っていないと、
-
Visual C++ Redistributable Packageがインストールされていない:
-
php_mysqli.dll
が依存するVisual C++ Redistributable Packageがインストールされていない場合、エラーが発生する可能性があります。 -
確認方法:
- Visual C++ Redistributable Packageがインストールされているか、コントロールパネルの「プログラムと機能」から確認します。
- 必要なバージョンのVisual C++ Redistributable Packageをインストールします。
-
-
環境変数が正しく設定されていない:
- PHPが
php_mysqli.dll
を見つけられない場合、環境変数の設定が影響している可能性があります。 -
確認方法:
- システム環境変数にPHPのインストールディレクトリが正しく設定されているか確認します。
- 必要に応じて環境変数を修正します。
- PHPが
上記以外にも、稀にファイルが破損しているなどの理由でエラーが発生する場合があります。これらの確認を行うことで、エラーの原因を特定しやすくなります。次のセクションからは、それぞれの原因に対する具体的な解決策を解説していきます。
php_mysqli.dll がない
エラーの最も一般的な原因は、そもそもPHPにmysqli拡張モジュールがインストールされていない、または有効になっていないことです。まずは、PHPのインストール状況を以下の手順で確認しましょう。
手順1: phpinfo() を実行してmysqliの有無を確認
-
テキストエディタを開き、以下のコードを記述します。
<?php phpinfo(); ?>
-
このファイルを
info.php
のような名前で、Webサーバのドキュメントルート(通常はhtdocs
やwww
などのフォルダ)に保存します。 -
Webブラウザから
http://localhost/info.php
(または環境に合わせてURLを変更)にアクセスします。 -
表示されたページ内で
mysqli
を検索します。(Ctrl+F や Command+F で検索できます)-
mysqli
セクションが見つからない場合: mysqli拡張モジュールがインストールされていません。手順2に進んでください。 -
mysqli
セクションが見つかった場合: mysqli拡張モジュールはインストールされていますが、有効になっていない可能性があります。手順3に進んでください。
-
手順2: mysqli拡張モジュールをインストール (未インストールのケース)
PHPのインストール方法によって手順が異なります。以下は一般的な方法です。
-
XAMPP, MAMPなどの統合環境を使用している場合:
- コントロールパネルからPHPの設定画面を開き、mysqli拡張モジュールを有効にする設定を探します(通常はチェックボックスをオンにするだけです)。
- 設定変更後、ApacheなどのWebサーバを再起動します。
-
パッケージマネージャ(apt, yumなど)でPHPをインストールした場合:
-
ターミナル/コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行してmysqli拡張モジュールをインストールします。
-
Debian/Ubuntu系:
sudo apt-get install php-mysqli
-
CentOS/RedHat系:
sudo yum install php-mysqli
-
Debian/Ubuntu系:
-
インストール後、Webサーバを再起動します。
-
-
手動でPHPをインストールした場合:
- PHPの公式サイトからmysqli拡張モジュールのDLLファイルをダウンロードし、PHPの
ext
ディレクトリに配置します。(手順3で確認するextension_dir
のパスがext
ディレクトリです) - 手順3に進み、php.iniファイルを編集します。
- PHPの公式サイトからmysqli拡張モジュールのDLLファイルをダウンロードし、PHPの
手順3: php.iniファイルでmysqli拡張モジュールを有効化
-
phpinfo()
の出力結果から、Loaded Configuration File
のパスを確認します。これが使用されているphp.ini
ファイルの場所です。 -
テキストエディタで
php.ini
ファイルを開きます。 -
extension=php_mysqli.dll
またはextension=mysqli
の行を探します。-
行が見つからない場合: 以下の行を
php.ini
ファイルに追加します。extension=php_mysqli.dll ; または extension=mysqli
注意: Windows環境では
extension=php_mysqli.dll
を、Linux環境ではextension=mysqli
を使用することが一般的です。 -
行がコメントアウトされている場合 (行頭に
;
がある場合): セミコロン;
を削除してコメントを解除します。
-
-
php.ini
ファイルを保存します。 -
ApacheなどのWebサーバを再起動します。
手順4: 再度 phpinfo() を実行して確認
手順1と同じように info.php
を実行し、mysqli
セクションが表示されるか確認します。mysqli
セクションが表示されていれば、mysqli拡張モジュールが正しくインストールされ、有効になっています。
これらの手順で、PHPのインストール状況とmysqli拡張モジュールの有効化を確認することができます。問題が解決しない場合は、次の解決策に進んでください。
前の解決策でmysqli拡張モジュールがインストールされているにもかかわらず、php_mysqli.dll がない
エラーが発生する場合は、php.ini
ファイルの設定が正しくない可能性があります。php.ini
ファイルはPHPの設定を記述する重要なファイルで、拡張モジュールの有効化などを制御します。
手順1: 正しい php.ini ファイルの場所を確認
複数の php.ini
ファイルが存在する可能性があるため、PHPが実際に読み込んでいる php.ini
ファイルの場所を特定する必要があります。
-
phpinfo()
関数を実行します (<?php phpinfo(); ?>
を記述したPHPファイルをWebサーバで実行します)。 -
表示されたページで
Loaded Configuration File
を検索します。この値が、PHPが読み込んでいるphp.ini
ファイルのフルパスです。
手順2: php.ini ファイルを編集
-
手順1で確認した
php.ini
ファイルを、管理者権限でテキストエディタで開きます。 -
extension=php_mysqli.dll
またはextension=mysqli
の行を探します。-
行が見つからない場合: 以下の行を
php.ini
ファイルに追加します。ファイルの末尾に追加するのが一般的ですが、[ExtensionList]
セクションがあれば、そのセクション内に追加してください。extension=php_mysqli.dll ; または extension=mysqli
注意: Windows環境では
extension=php_mysqli.dll
を、Linux環境ではextension=mysqli
を使用することが一般的です。 -
行がコメントアウトされている場合 (行頭に
;
がある場合): セミコロン;
を削除してコメントを解除します。
-
-
必要に応じて拡張モジュールのパスを指定:
extension_dir
の設定も確認してください。phpinfo()
の出力結果でextension_dir
の値を確認し、そのディレクトリにphp_mysqli.dll
ファイルが存在することを確認します。もしphp_mysqli.dll
がextension_dir
にない場合、extension=php_mysqli.dll
の行を以下のように修正します(例):extension="C:\php\ext\php_mysqli.dll" ; Windowsの例。パスは環境に合わせて変更してください。
または、
extension_dir
の設定自体を修正することも可能です。 -
ファイルエンコーディングを確認:
php.ini
ファイルのエンコーディングがUTF-8 (BOMなし) であることを確認してください。BOM (Byte Order Mark) が付いていると、PHPが正しく設定を読み込めない場合があります。多くのテキストエディタで、エンコーディングを変更して保存できます。 -
php.ini
ファイルを保存します。
手順3: Webサーバを再起動
php.ini
ファイルを変更した後は、変更を反映するためにWebサーバ (Apache, Nginxなど) を必ず再起動してください。
手順4: 再度 phpinfo() を実行して確認
phpinfo()
を再度実行し、mysqli
セクションが表示されることを確認します。Configuration File (php.ini) Path
の値が、編集した php.ini
ファイルのパスと一致していることも確認してください。
注意点:
- 複数の
php.ini
ファイルが存在する場合、正しいファイルを編集しているか必ず確認してください。 -
php.ini
ファイルの編集は慎重に行ってください。誤った設定はPHPの動作に深刻な影響を与える可能性があります。 - Webサーバの種類によって、再起動の方法が異なります。各Webサーバのマニュアルを参照してください。
- CGI/FastCGI環境では、Webサーバだけでなく、PHPのプロセスも再起動する必要がある場合があります。
これらの手順で、php.ini
ファイルを正しく編集し、mysqli拡張モジュールを有効にすることができます。問題が解決しない場合は、次の解決策に進んでください。
前の解決策で php.ini
ファイルの設定が正しいにもかかわらず、php_mysqli.dll がない
エラーが発生する場合は、php_mysqli.dll
ファイル自体がPHPが探している場所に存在しない可能性があります。ここでは、拡張モジュールディレクトリ(extension directory)の確認手順について解説します。
手順1: 拡張モジュールディレクトリの場所を確認
-
phpinfo()
関数を実行します (<?php phpinfo(); ?>
を記述したPHPファイルをWebサーバで実行します)。 -
表示されたページで
extension_dir
を検索します。この値が、PHPが拡張モジュールを探すディレクトリのパスです。
手順2: 拡張モジュールディレクトリに php_mysqli.dll が存在するか確認
-
手順1で確認した
extension_dir
のパスを開きます。 -
そのディレクトリ内に
php_mysqli.dll
ファイルが存在するか確認します。-
php_mysqli.dll
が存在しない場合:- PHPのインストール時にmysqli拡張モジュールが正しくインストールされなかった可能性があります。解決策1に戻って、mysqli拡張モジュールのインストール手順を再度実行してください。
- PHPの公式サイトから適切なバージョンの
php_mysqli.dll
ファイルをダウンロードし、extension_dir
に配置します。ダウンロードの際は、PHPのバージョン(32bit/64bit)と一致するDLLファイルを選択してください。
-
php_mysqli.dll
が存在する場合:-
php_mysqli.dll
ファイルが破損している可能性があります。別の場所から入手したphp_mysqli.dll
ファイルに置き換えてみてください。 - Windows環境の場合、ファイル属性を確認し、読み取り専用になっていないことを確認してください。
- セキュリティソフトが
php_mysqli.dll
ファイルをブロックしている可能性があります。セキュリティソフトの設定を確認し、必要に応じて除外設定を行ってください。
-
-
手順3: php.ini の extension_dir 設定を確認(必要に応じて修正)
php.ini
ファイルに extension_dir
の設定が記述されている場合、その値が正しいか確認してください。
-
phpinfo()
の出力結果から、Loaded Configuration File
のパスを確認し、そのphp.ini
ファイルをテキストエディタで開きます。 -
extension_dir
の行を探します。-
extension_dir
の行が存在しない場合: 問題ありません。PHPはデフォルトのディレクトリを使用します。 -
extension_dir
の行が存在する場合: 値が正しいか確認してください。手順1で確認したextension_dir
のパスと一致している必要があります。一致していない場合は、正しいパスに修正してください。
extension_dir = "C:\php\ext" ; Windowsの例。パスは環境に合わせて変更してください。
-
-
php.ini
ファイルを保存します。
手順4: Webサーバを再起動
php.ini
ファイルを変更した場合、または php_mysqli.dll
ファイルを配置/置き換えた場合は、変更を反映するためにWebサーバ (Apache, Nginxなど) を必ず再起動してください。
手順5: 再度 phpinfo() を実行して確認
phpinfo()
を再度実行し、mysqli
セクションが表示されることを確認します。
補足:
-
php_mysqli.dll
ファイルは、PHPのバージョン、OSの種類(Windows, Linux, macOS)、アーキテクチャ(32bit, 64bit)に合わせて正しいものを選択する必要があります。誤ったDLLファイルを使用すると、PHPが起動しなくなるなどの問題が発生する可能性があります。 - XAMPPなどの環境では、
php.ini
ファイルの場所が複数存在することがあります。phpinfo()
で表示されるLoaded Configuration File
のパスを確認し、正しいphp.ini
ファイルを編集してください。
これらの手順で、拡張モジュールディレクトリの設定と php_mysqli.dll
ファイルの存在を確認し、問題を解決できる場合があります。問題が解決しない場合は、次の解決策に進んでください。
php_mysqli.dll がない
エラーが発生する場合、まれに環境変数の設定が影響していることがあります。特に、PHPの実行パスが正しく設定されていない場合、PHPが php_mysqli.dll
を見つけられない可能性があります。
手順1: 環境変数の確認
環境変数は、オペレーティングシステムがプログラムを実行する際に参照する変数のことです。PHPが正しく動作するためには、以下の環境変数が適切に設定されている必要があります。
-
PATH: PHPの実行ファイル(
php.exe
)があるディレクトリがPATH
環境変数に含まれている必要があります。
手順2: 環境変数の設定方法
オペレーティングシステムによって環境変数の設定方法が異なります。以下は、WindowsとLinuxでの設定方法です。
Windowsの場合:
-
「スタート」メニューから「環境変数」と入力し、「システム環境変数の編集」を選択します。
-
「システムのプロパティ」ウィンドウが開いたら、「詳細設定」タブを選択し、「環境変数」ボタンをクリックします。
-
「システム環境変数」リストで
Path
を選択し、「編集」ボタンをクリックします。 -
「環境変数名の編集」ウィンドウで、「新規」ボタンをクリックし、PHPのインストールディレクトリ(例:
C:\php
)を追加します。 -
すべてのウィンドウで「OK」をクリックして変更を保存します。
Linuxの場合:
-
ターミナルを開きます。
-
使用しているシェルによって設定ファイルが異なります。
-
Bash (一般的なLinuxディストリビューション):
~/.bashrc
または~/.bash_profile
ファイルを編集します。 -
Zsh:
~/.zshrc
ファイルを編集します。
-
Bash (一般的なLinuxディストリビューション):
-
テキストエディタで設定ファイルを開き、以下の行を追加します(例):
export PATH="$PATH:/usr/local/php/bin" # パスはPHPのインストールディレクトリに合わせて変更してください
-
ファイルを保存し、ターミナルを再起動するか、以下のコマンドを実行して設定を反映させます。
-
Bash:
source ~/.bashrc
またはsource ~/.bash_profile
-
Zsh:
source ~/.zshrc
-
Bash:
手順3: 設定の確認
環境変数を設定した後、正しく設定されているか確認します。
Windowsの場合:
-
コマンドプロンプトを開きます。
-
php -v
と入力し、PHPのバージョン情報が表示されることを確認します。
Linuxの場合:
-
ターミナルを開きます。
-
php -v
と入力し、PHPのバージョン情報が表示されることを確認します。
手順4: Webサーバを再起動
環境変数を変更した場合は、変更を反映するためにWebサーバ (Apache, Nginxなど) を必ず再起動してください。
注意点:
- 環境変数の設定は、システム全体に影響を与える可能性があります。設定を誤ると、他のプログラムの動作に影響が出る場合があるため、慎重に行ってください。
- PHPのインストールディレクトリは、環境によって異なります。ご自身の環境に合わせて正しいディレクトリを指定してください。
- Webサーバの種類によっては、環境変数の設定方法が異なる場合があります。各Webサーバのマニュアルを参照してください。
これらの手順で、環境変数の設定を見直し、php_mysqli.dll がない
エラーが解決する場合があります。問題が解決しない場合は、次の解決策に進んでください。
php_mysqli.dll がない
エラーの直接的な原因ではありませんが、php_mysqli.dll
がMySQLデータベースに接続するために必要なMySQL Connector (libmysql.dll) が正しくインストールされていない、または古いバージョンのためにエラーが発生する可能性があります。特にWindows環境では、MySQL Connectorが正しくインストールされていないことが原因となることがあります。
MySQL Connectorとは:
MySQL Connectorは、PHPからMySQLデータベースに接続するためのクライアントライブラリです。php_mysqli.dll
はこのConnectorを利用してMySQLサーバと通信します。
手順1: 現在のMySQL Connectorの確認
-
MySQL Connectorがインストールされているかどうか、およびバージョンを確認します。Windowsの場合、「プログラムと機能」で MySQL Connector/Net (または類似の名前) がインストールされているか確認します。
-
ConnectorのDLLファイル (libmysql.dll) がシステムのPATH環境変数で指定された場所、またはPHPが参照する場所に存在するか確認します。通常は、
C:\Windows\System32
やC:\Windows\SysWOW64
に存在します。
手順2: MySQL Connectorのアンインストール
-
もしMySQL Connectorがインストールされている場合は、一旦アンインストールします。「プログラムと機能」から MySQL Connector/Net を選択し、アンインストールを実行します。
-
アンインストール後、念のため
C:\Windows\System32
やC:\Windows\SysWOW64
にlibmysql.dll
が残っていないか確認し、もし残っていれば削除します (削除には管理者権限が必要な場合があります)。
手順3: 最新のMySQL Connectorのダウンロードとインストール
-
MySQL公式サイト ( https://dev.mysql.com/downloads/connector/ ) から、PHPのバージョンとアーキテクチャ (32bit/64bit) に合ったMySQL Connectorをダウンロードします。通常はMySQL Connector/Net (ADO.NET Driver for MySQL) を使用します。Visual Studioを使用して開発している場合は、ADO.NET Providerを選択することをおすすめします。
-
ダウンロードしたインストーラを実行し、MySQL Connectorをインストールします。
-
インストール時に、PATH環境変数にMySQL Connectorのインストールディレクトリを追加するかどうか尋ねられる場合があります。追加することをお勧めします。もし追加しなかった場合は、手動でPATH環境変数に追加してください(解決策4を参照)。
手順4: libmysql.dll の配置 (必要な場合のみ)
場合によっては、php_mysqli.dll
が libmysql.dll
を正しく認識できないことがあります。そのような場合は、libmysql.dll
を PHPのディレクトリ ( php.exe
があるディレクトリ) または Apacheの bin
ディレクトリ ( httpd.exe
があるディレクトリ) にコピーすることで解決する場合があります。
手順5: Webサーバを再起動
MySQL Connectorをインストール/再インストールした後、変更を反映するためにWebサーバ (Apache, Nginxなど) を必ず再起動してください。
手順6: 再度 phpinfo() を実行して確認
phpinfo()
を再度実行し、mysqli
セクションが表示されることを確認します。MySQL Connectorのバージョン情報も表示されるはずです。
注意点:
- PHPのバージョン、アーキテクチャ、Webサーバの種類に合わせて、適切なMySQL Connectorを選択してください。
- インストール手順は、MySQL Connectorのバージョンによって異なる場合があります。MySQL Connectorのドキュメントを参照してください。
- MySQL Connectorをインストールする際には、管理者権限が必要な場合があります。
- 上記の手順でも解決しない場合は、PHPのバージョンとMySQL Connectorの互換性を疑ってみてください(解決策6を参照)。
これらの手順で、MySQL Connectorを正しくインストール/再インストールし、php_mysqli.dll がない
エラーが解決する場合があります。
php_mysqli.dll がない
というエラーメッセージが表示され、これまでの解決策を試しても改善しない場合、PHPのバージョンとMySQL Connector(libmysql.dll
)のバージョンが互換性がない可能性があります。特にPHP 7.x 以降では、古い MySQL Connector が動作しないことがあります。
手順1: PHPのバージョンの確認
-
コマンドプロンプトまたはターミナルを開き、
php -v
コマンドを実行します。これにより、インストールされているPHPのバージョンが表示されます。例えば、PHP 7.4.27
のように表示されます。 -
phpinfo()
関数を実行することでも確認できます。phpinfo()
の出力結果の一番上にPHPのバージョン情報が表示されます。
手順2: MySQL Connectorのバージョンの確認
MySQL Connectorのバージョンを確認するには、いくつかの方法があります。
-
MySQL Workbenchなどのツールを使用: MySQL WorkbenchなどのMySQLクライアントツールを使用している場合、そのツール内でConnectorのバージョン情報を確認できます。
-
DLLファイルのプロパティを確認 (Windows):
libmysql.dll
ファイルを右クリックし、「プロパティ」を選択します。「詳細」タブにファイルバージョンが表示されます。 -
Connectorのダウンロードページを確認: MySQL ConnectorをダウンロードしたMySQLの公式サイトで、そのConnectorのバージョン情報を確認します。
手順3: 互換性の確認
PHPとMySQL Connectorの互換性は、MySQLの公式サイトや、PHPのドキュメント、あるいは各種フォーラムなどで確認できます。一般的なガイドラインは以下の通りです。
-
PHP 7.x / 8.x: 最新のMySQL Connectorを使用することを推奨します。Connector/C 6.1 以降、または Connector/Net 8.0 以降が推奨されます。
-
古いPHPのバージョン: 古いPHPのバージョンでは、新しいMySQL Connectorが動作しない場合があります。互換性のあるConnectorのバージョンを探してインストールしてください。
手順4: 互換性のあるMySQL Connectorのインストール
-
確認したPHPのバージョンと互換性のあるMySQL ConnectorをMySQLの公式サイトからダウンロードします。
-
既存のMySQL Connectorをアンインストールします(解決策5を参照)。
-
ダウンロードしたMySQL Connectorをインストールします(解決策5を参照)。
手順5: Webサーバを再起動
MySQL Connectorをインストールした後、変更を反映するためにWebサーバ (Apache, Nginxなど) を必ず再起動してください。
手順6: 再度 phpinfo() を実行して確認
phpinfo()
を再度実行し、mysqli
セクションが表示されることを確認します。
例:
PHP 7.4 を使用している場合、MySQL Connector/Net 8.0 以降を使用する必要があります。古い Connector/Net 6.x を使用していると、php_mysqli.dll がない
などのエラーが発生する可能性があります。
注意点:
- PHPとMySQL Connectorの互換性は、MySQLのバージョンにも依存する場合があります。
- 互換性の情報は変更される可能性があるため、常に最新の情報を確認してください。
- MySQL Connectorのインストール手順は、Connectorのバージョンによって異なる場合があります。
これらの手順で、PHPのバージョンとMySQL Connectorの互換性を確認し、php_mysqli.dll がない
エラーが解決する場合があります。
php_mysqli.dll がない
というエラーメッセージが表示される場合、稀にVisual C++ Redistributable Packageがインストールされていないことが原因となることがあります。php_mysqli.dll
は、特定のバージョンのVisual C++ランタイムライブラリに依存しているため、必要なパッケージがインストールされていないと、DLLファイルを読み込むことができません。
Visual C++ Redistributable Packageとは:
Visual C++ Redistributable Packageは、Visual C++で開発されたアプリケーションを実行するために必要なランタイムライブラリをまとめたものです。多くのWindowsアプリケーションがこのパッケージに依存しています。
手順1: 必要なVisual C++ Redistributable Packageのバージョンの特定
php_mysqli.dll
が依存するVisual C++ Redistributable Packageのバージョンを特定する必要があります。通常、PHPの公式ドキュメントや、PHPを配布している組織のWebサイトに情報が記載されています。
PHPのバージョンごとに必要なVisual C++ Redistributable Packageの一般的な対応は以下の通りです。
- PHP 5.x: Visual C++ 2008 (x86)
- PHP 7.0 – 7.2: Visual C++ 2015 (x86 または x64, PHPのアーキテクチャに合わせて選択)
- PHP 7.3 – 7.4: Visual C++ 2017 (x86 または x64, PHPのアーキテクチャに合わせて選択)
- PHP 8.0 以降: Visual C++ 2019 / 2022 (x86 または x64, PHPのアーキテクチャに合わせて選択)
注意: 上記はあくまで一般的なガイドラインです。ご自身のPHPのバージョンとアーキテクチャに合わせて、正確な情報を確認してください。
手順2: Visual C++ Redistributable Packageのインストール
-
Microsoftの公式サイトから、必要なバージョンのVisual C++ Redistributable Packageをダウンロードします。検索エンジンで「Visual C++ Redistributable Package download」と検索すると、ダウンロードページが見つかります。
重要: PHPのアーキテクチャ (32bit/x86 または 64bit/x64) に合わせて、適切なバージョンをダウンロードしてください。PHPが32bit版の場合は、x86版のVisual C++ Redistributable Packageをインストールする必要があります。
-
ダウンロードしたインストーラを実行し、Visual C++ Redistributable Packageをインストールします。
- インストール中にエラーが発生する場合は、以前のバージョンのVisual C++ Redistributable Packageがインストールされている可能性があります。古いバージョンをアンインストールしてから、再度インストールを試してください。
- インストールには管理者権限が必要な場合があります。
手順3: システムの再起動
Visual C++ Redistributable Packageをインストールした後、システムの再起動を推奨します。
手順4: Webサーバを再起動
システムの再起動後、変更を反映するためにWebサーバ (Apache, Nginxなど) を必ず再起動してください。
手順5: 再度 phpinfo() を実行して確認
phpinfo()
を再度実行し、mysqli
セクションが表示されることを確認します。
補足:
- Visual C++ Redistributable Packageは複数バージョンを同時にインストールできます。
- Visual C++ Redistributable Packageのインストールに失敗する場合は、Windows Updateを実行し、最新の状態に更新してから再度試してください。
- まれに、Visual C++ Redistributable Packageが破損している場合があります。Microsoftの公式ツールを使用して修復を試みてください。
これらの手順で、Visual C++ Redistributable Packageを正しくインストールし、php_mysqli.dll がない
エラーが解決する場合があります。
この解決策は、あくまで最終手段として検討してください。本来は、PHPの拡張モジュールは正しくインストールされるべきであり、DLLファイルを直接配置する方法は推奨されません。しかし、他の解決策を試しても問題が解決しない場合に、一時的な解決策として有効な場合があります。
注意: DLLファイルを直接配置する方法は、システムの安定性を損なう可能性や、セキュリティ上のリスクを高める可能性があります。可能な限り、他の解決策を試すことを推奨します。
手順1: 必要な php_mysqli.dll ファイルの入手
-
使用しているPHPのバージョン、アーキテクチャ(32bit/64bit)に合った
php_mysqli.dll
ファイルを入手します。- 可能であれば、PHPをインストールしたディレクトリから
php_mysqli.dll
ファイルをコピーするのが最も安全です。 - 信頼できる情報源からダウンロードする場合は、ファイルが改ざんされていないか、ウイルスチェックを行うことを強く推奨します。
- 可能であれば、PHPをインストールしたディレクトリから
手順2: DLLファイルの配置
以下のいずれかの場所に php_mysqli.dll
ファイルを配置します。
-
PHPのインストールディレクトリ:
php.exe
ファイルがあるディレクトリに配置します。 -
Apacheのbinディレクトリ:
httpd.exe
ファイルがあるディレクトリ(XAMPPの場合はC:\xampp\apache\bin
など)に配置します。 -
WindowsのSystem32ディレクトリ:
C:\Windows\System32
に配置します(64bit環境の場合は、C:\Windows\SysWOW64
に32bit版のDLLファイルを配置します)。
重要: どのディレクトリに配置しても動作するとは限りません。一つずつ試してみてください。
手順3: Webサーバを再起動
php_mysqli.dll
ファイルを配置した後、変更を反映するためにWebサーバ (Apache, Nginxなど) を必ず再起動してください。
手順4: 再度 phpinfo() を実行して確認
phpinfo()
を再度実行し、mysqli
セクションが表示されることを確認します。
手順5: 根本的な原因の究明
DLLファイルを直接配置することで問題が一時的に解決したとしても、根本的な原因が解決したわけではありません。この状態はあくまで一時的な対応として捉え、以下の点について調査・対応することを推奨します。
- PHPのインストールが正しく行われているか?
-
php.ini
ファイルの設定は正しいか? - 必要なVisual C++ Redistributable Packageはインストールされているか?
- MySQL Connectorは正しくインストールされているか?
- PHPのバージョンとMySQL Connectorの互換性は保たれているか?
注意点:
- この方法は、問題の根本的な解決にはなりません。他の解決策が見つからない場合の、あくまで一時的な対応策として捉えてください。
- DLLファイルを直接配置することで、システムのセキュリティが低下する可能性があります。
- DLLファイルを配置する場所を間違えると、システムが不安定になる可能性があります。
- この方法で解決した場合でも、PHPやMySQLをアップデートする際には、再度同じ問題が発生する可能性があります。
この方法を試す場合は、上記のリスクを十分に理解した上で、自己責任で行ってください。可能な限り、他の推奨される解決策を優先的に試すことをお勧めします。
これまでの解決策をすべて試しても php_mysqli.dll がない
というエラーが解消されない場合、PHP自体のインストールに問題がある可能性が非常に高いです。この場合、PHPを再インストールすることが最も確実な解決策となることがあります。
注意: PHPを再インストールする前に、現在の設定ファイル(php.ini
)や、Webサイトのファイルなどをバックアップしておくことを強く推奨します。
手順1: 現在のPHPのアンインストール
-
XAMPP, MAMPなどの統合環境を使用している場合:
- コントロールパネルからアンインストーラを実行し、XAMPPやMAMPなどの統合環境をアンインストールします。
- アンインストール後、関連するディレクトリ(例:
C:\xampp
)が完全に削除されていることを確認します。削除されていない場合は、手動で削除してください。
-
パッケージマネージャ(apt, yumなど)でPHPをインストールした場合:
-
ターミナル/コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行してPHPをアンインストールします。
-
Debian/Ubuntu系:
sudo apt-get purge php*
-
CentOS/RedHat系:
sudo yum remove php*
-
Debian/Ubuntu系:
-
上記コマンドで完全に削除されない場合は、
sudo apt-get autoremove
(Debian/Ubuntu系) やsudo yum autoremove
(CentOS/RedHat系) を実行して、不要な依存関係も削除します。
-
-
手動でPHPをインストールした場合:
- PHPをインストールしたディレクトリを削除します。
- 環境変数 (PATH) からPHPのパスを削除します(解決策4を参照)。
手順2: PHPの再インストール
-
XAMPP, MAMPなどの統合環境を使用する場合:
- 最新版のXAMPPやMAMPなどの統合環境を公式サイトからダウンロードし、インストールします。
- インストール時に、mysqli拡張モジュールが有効になっていることを確認します。通常は、チェックボックスをオンにするだけで有効になります。
-
パッケージマネージャ(apt, yumなど)でPHPをインストールする場合:
-
ターミナル/コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行してPHPをインストールします。
-
Debian/Ubuntu系:
sudo apt-get install php php-mysqli
-
CentOS/RedHat系:
sudo yum install php php-mysqli
-
Debian/Ubuntu系:
-
必要に応じて、他の必要な拡張モジュールもインストールします。
-
-
手動でPHPをインストールする場合:
- PHPの公式サイトから最新版のPHPをダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルを解凍し、任意のディレクトリに配置します。
-
php.ini
ファイルを必要に応じて設定します(解決策2を参照)。 - 環境変数 (PATH) にPHPのパスを追加します(解決策4を参照)。
手順3: PHPの設定
再インストール後、php.ini
ファイルを必要に応じて編集します。
-
extension_dir
の設定を確認し、php_mysqli.dll
ファイルがあるディレクトリを正しく指定します(解決策3を参照)。 -
extension=php_mysqli.dll
またはextension=mysqli
の行がコメントアウトされていないことを確認します(解決策2を参照)。
手順4: Webサーバを再起動
PHPを再インストールした後、変更を反映するためにWebサーバ (Apache, Nginxなど) を必ず再起動してください。
手順5: 再度 phpinfo() を実行して確認
phpinfo()
を再度実行し、mysqli
セクションが表示されることを確認します。
注意点:
- PHPを再インストールする前に、必ず現在の設定ファイル(
php.ini
)やWebサイトのファイルをバックアップしてください。 - 再インストール後、以前の設定がすべて失われるため、必要に応じて再度設定を行う必要があります。
- 統合環境を使用している場合は、MySQLなどの他のコンポーネントも再インストールされる可能性があります。
- 手動でPHPをインストールする場合は、手順を間違えるとPHPが正常に動作しない可能性があるため、慎重に行ってください。
PHPの再インストールは、時間と手間がかかりますが、多くの場合、php_mysqli.dll がない
という問題を解決することができます。上記の手順を参考に、慎重に再インストール作業を行ってください。
ここでは、php_mysqli.dll がない
エラーに関するよくある質問とその回答をまとめました。
Q1: phpinfo()
で mysqli
セクションが表示されません。どうすればいいですか?
A1: mysqli拡張モジュールがインストールされていないか、有効になっていない可能性があります。解決策1: PHPのインストール状況を確認の手順に従って、mysqli拡張モジュールをインストールし、有効化してください。
Q2: php.ini
ファイルの場所がわかりません。どうすればいいですか?
A2: phpinfo()
関数を実行し、「Loaded Configuration File」の値を調べてください。これが使用されている php.ini
ファイルのフルパスです。
Q3: extension=php_mysqli.dll
を php.ini
ファイルに追加しましたが、まだエラーが表示されます。なぜですか?
A3:
-
php.ini
ファイルを保存した後、Webサーバを再起動しましたか?変更を反映するには、Webサーバの再起動が必要です。 - 正しい
php.ini
ファイルを編集していますか?phpinfo()
で確認したパスと一致しているか確認してください。 -
extension_dir
の設定は正しいですか?php_mysqli.dll
ファイルがextension_dir
で指定されたディレクトリに存在することを確認してください。 - 行頭にセミコロン(
;
)が付いていて、コメントアウトされていませんか?セミコロンを削除してコメントを解除してください。
Q4: PHPのバージョンとMySQL Connectorのバージョンが合っているかどうかわかりません。どうすれば確認できますか?
A4: MySQLの公式サイトや、PHPのドキュメント、各種フォーラムなどで互換性情報を確認してください。解決策6: PHPのバージョンとMySQL Connectorの互換性を確認も参照してください。
Q5: Windowsで php_mysqli.dll
ファイルが見つかりません。どこにありますか?
A5: php_mysqli.dll
ファイルは、PHPの ext
ディレクトリにあります。phpinfo()
で extension_dir
の値を確認し、そのディレクトリを探してください。
Q6: エラーメッセージが「Call to undefined function mysqli_connect()」と表示されます。これは php_mysqli.dll がない
エラーと同じですか?
A6: はい、同じ原因である可能性が高いです。mysqli_connect()
関数が未定義であるということは、php_mysqli.dll
が正しく読み込まれていないことを示唆しています。
Q7: XAMPPを使用していますが、mysqliが有効になりません。どうすればいいですか?
A7: XAMPPのコントロールパネルからApacheを停止し、PHPの設定(Config)から php.ini
を開き、extension=php_mysqli.dll
のコメントを外して保存後、Apacheを再起動してみてください。解決しない場合は、XAMPPのバージョンとPHPのバージョンが互換性があるか確認してください。
Q8: libmysql.dll
が見つからないというエラーが表示されます。php_mysqli.dll がない
エラーとは関係ありますか?
A8: はい、関係があります。php_mysqli.dll
はMySQLデータベースに接続するために libmysql.dll
に依存しています。libmysql.dll
が見つからない場合は、MySQL Connectorが正しくインストールされていない可能性があります。解決策5: MySQL Connectorをインストール/再インストール を参照してください。
Q9: 環境変数の設定を変更しましたが、反映されません。どうすればいいですか?
A9: 環境変数を変更した後、必ずコンピュータを再起動してください。また、コマンドプロンプトを再起動することで、新しい環境変数が反映される場合があります。
Q10: 色々な解決策を試しましたが、どうしても解決しません。どうすればいいですか?
A10:
- エラーメッセージを正確に記録し、インターネットで検索してみてください。他の人も同じ問題に遭遇している可能性があります。
- PHPやMySQLに関するフォーラムやコミュニティで質問してみてください。
- 専門家(プログラマーやシステム管理者)に相談することを検討してください。
上記以外にも、様々な原因が考えられます。エラーメッセージをよく読み、関連する情報を集めて、一つずつ原因を特定していくことが重要です。
php_mysqli.dll がない
エラーは、PHPでMySQLデータベースに接続しようとする際に頻繁に遭遇する問題です。このエラーを解決するためには、様々な原因を特定し、適切な対策を講じる必要があります。
この記事では、以下の解決策を詳しく解説しました。
- PHPのインストール状況を確認: mysqli拡張モジュールがインストールされているか、有効になっているかを確認する。
-
php.iniファイルを編集する:
php.ini
ファイルでmysqli拡張モジュールが有効になっていることを確認する。 -
拡張モジュールディレクトリを確認:
php_mysqli.dll
ファイルが正しいディレクトリに存在することを確認する。 - 環境変数の設定を見直す: PHPのパスが環境変数に正しく設定されていることを確認する。
- MySQL Connectorをインストール/再インストール: MySQL Connectorが正しくインストールされ、PHPのバージョンと互換性があることを確認する。
- PHPのバージョンとMySQL Connectorの互換性を確認: PHPとMySQL Connectorのバージョンが互換性があることを確認する。
- Visual C++ Redistributable Packageのインストール: 必要なVisual C++ Redistributable Packageがインストールされていることを確認する。
- DLLファイルを直接配置する(非推奨): 他の解決策がうまくいかない場合の最終手段として、DLLファイルを直接配置する。ただし、推奨されない方法であるため、注意が必要。
- PHPを再インストールする: PHP自体のインストールに問題がある場合に、PHPを再インストールする。
これらの解決策を一つずつ試していくことで、ほとんどの場合、php_mysqli.dll がない
エラーを克服することができます。
エラー解決のポイント:
- エラーメッセージをよく読む: エラーメッセージには、問題解決のヒントが含まれている場合があります。
-
phpinfo()
を活用する:phpinfo()
関数は、PHPの設定情報を表示する便利なツールです。 - 情報を収集する: インターネット検索やフォーラムなどを活用して、他の人の解決事例を参考にしましょう。
- 一つずつ確認する: 原因を特定するために、一つずつ設定やファイルを検証していきましょう。
- バックアップを取る: 設定ファイルを変更する前に、必ずバックアップを取っておきましょう。
- 焦らず、根気強く: 問題解決には時間がかかることもあります。焦らず、根気強く取り組んでいきましょう。
php_mysqli.dll がない
エラーは、初心者にとっては難しい問題かもしれませんが、この記事で解説した解決策を参考に、一つずつ丁寧に確認していくことで、必ず解決できるはずです。
エラーを克服し、快適なPHPプログラミングライフを送りましょう!
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