php_odbc.dllとは何か
php_odbc.dll
は、ODBCファイルの一種とみなされ、Romain Bourdonによって開発されたPHPで最も一般的に使用されています。これはDLLのファイル拡張子を使用し、Win64 DLL (ダイナミックリンクライブラリ)のファイルと見なされます。
ODBCとは、Microsoft社が決めた、「アプリケーションからデータベースにアクセスするための仕組み (仕様/ルール)」です。ODBCドライバーは、ほとんどのデータベースにおいて無償提供されているライブラリーセットのことで、各種アプリケーションからデータベースに接続したり、データを取得するなどの機能を提供してくれます。
php_odbc.dll
は、PHPからODBCドライバあるいはIBM DB2 Call Level Interface (DB2 CLI) ライブラリを使用したデータベースへのアクセスが可能となるPDO_ODBCというPHP Data Objects (PDO) インターフェイスを実装したドライバです。Windowsでは、php_pdo_odbc.dll
を拡張モジュールとしてphp.ini
で有効にする必要があります。これにより、システムのDSNに登録されているあらゆるデータベースに対してPHPから接続することができます。
64ビット版のphp_odbc.dllのダウンロード方法
php_odbc.dll
は、PHPからODBCドライバあるいはIBM DB2 Call Level Interface (DB2 CLI) ライブラリを使用したデータベースへのアクセスが可能となるPDO_ODBCというPHP Data Objects (PDO) インターフェイスを実装したドライバです。Windowsでは、php_pdo_odbc.dll
を拡張モジュールとしてphp.ini
で有効にする必要があります。
64ビット版のWindowsにドライバーのWindowsバージョンをダウンロードする場合は、ODBC 64ビットインストーラーによって、32ビットと64ビットのODBCドライバーの両方がインストールされます。Windowsの32ビット版を使用する場合は、ODBC x86インストーラーを使用します。
具体的なダウンロード手順は以下の通りです:
- Microsoft Drivers for PHP for SQL Serverのダウンロードページにアクセスします。
- 「ダウンロード」セクションを見つけ、適切なバージョンのドライバーを選択します。
- 「ダウンロード」ボタンをクリックして、ドライバーのダウンロードを開始します。
- ダウンロードが完了したら、ファイルを開き、指示に従ってインストールを進めます。
以上の手順に従うことで、64ビット版のphp_odbc.dll
をダウンロードし、PHPからODBCドライバを使用してデータベースにアクセスすることが可能になります。ただし、最新バージョンのODBCドライバーがインストールされていることを確認することで、最適なパフォーマンスとセキュリティを確保できます。
PHPでのSQL Server接続の設定
PHPからSQL Serverへの接続を確立するには、sqlsrv_connect
関数を利用します。以下の例ではSQLサーバー認証を用いて、PHPからSQL Serverへの接続を確立する例を示します。’ID’と’PWD’をパラメータとしてクレデンシャルを設定し、認証します。
$serverName = '.\\SQLEXPRESS';
$connectionInfo = array(
'UID' => 'sa',
'PWD' => 'password',
'Database' => 'Northwind'
);
$conn = sqlsrv_connect($serverName, $connectionInfo);
if($conn === false){
echo "Could not connect.\n";
die(print_r(sqlsrv_errors(), true));
}
次に、sqlsrv_query
関数を使用してSQLクエリを実行し、結果を取得します。sqlsrv_query
関数はSQLサーバーへの接続とSQLステートメントを受け取り、SQL文を実行しステートメントリソースを返します。sqlsrv_query
で返されたステートメントリソースとsqlsrv_fetch_array
関数を用いることによって、結果行のデータを取得します。
$tsql = "SELECT CustomerID, CompanyName, ContactName FROM customers WHERE companyname LIKE 'R%'";
$stmt = sqlsrv_query($conn, $tsql);
if(!$stmt){
die(print_r(sqlsrv_errors(), true));
}
while($row = sqlsrv_fetch_array($stmt, SQLSRV_FETCH_NUMERIC)){
echo "$row[1] ($row[2])\n";
}
sqlsrv_free_stmt($stmt);
sqlsrv_close($conn);
以上の手順に従うことで、PHPからSQL Serverへの接続とデータの取得が可能になります。ただし、最新バージョンのODBCドライバーがインストールされていることを確認することで、最適なパフォーマンスとセキュリティを確保できます。
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